「午後4時の翳り」


4月末にMV第三弾として公開されるこの曲は、

玖美と活動していた頃、2016年に作詞作曲した曲です。

あの年の 都会にさびしく吹く風。金木犀の香りに立ち止まった線路上。

それから5年、 描きたい心の風景をもう一度見つめ直して、歌詞を書き直し、サウンドを新しくしました。


"翳り"(かげり)

1 太陽や月の光が雲などによって少し暗くなること。また、その部分。

2 表情などの、どことなく影がさし、暗くなったような感じ。

3 よくない兆候。


佐藤玖美の歌のテーマの一つには

「孤独とたたかう」があります


この曲のテーマは

"多様な世の中だからこその孤独感、身動きのとれなさ。
目に見えるものの儚さ。
世界どころか目の前にいる一人の愛する人すら幸せに出来ないという恐怖。"



将来を考えているカップルの彼目線で書いたのですが、

5年を経て、もっと個々が個人のスキルや好きなことを仕事にできる時代になり、

離れた地の知らない人とすぐ繋がれるようになり。

他人や自分の色々な感情を知り、それを表す語彙も増えました。


愛する者の腕の中で 打ち明けられない孤独を抱えたことはありますか?




「午後4時の翳り」   

            歌/歌詞アドバイザー:佐藤玖美

            作詞/作曲:髙位妃楊子 


君はそよそよと

笑い声をあげる

風は花の香りを撒いて

通り抜けていった


青くやすらかに

生まれた感情は

いまもこの胸にあたたかく

僕に呼吸をさせる


過ぎ去る列車を目で追う君を 引き寄せて

変わらないものだけ探そう


こんなにこんなに抱き締めるほどに

簡単に消えちゃいそうなくらい脆いんだ

至らない僕を隣で悲しませて

月も眠るまで


君はふわふわと

踊るようにふざけて

「いつまで そこに立っているの?」と

季節のようにはやく


幼い日失った

宝物みたいに

君は消えてしまわないよね?

約束して欲しい


この町あの夢 もう何もかもが 

君なしじゃ輝けない なぜか怖くなる

こんなにこんなに目の前にあるのに

簡単に消えちゃいそうなくらい脆いんだ

紛れもない愛しさを抱えるには

夜も眩しくて


こんなにこんなに抱き締めるほどに

簡単に消えちゃいそうなくらい脆いんだ

だからどうかこの手を離さないで

二人眠るまで


そしてどんなにどんなに確かめ合っても

君のこと疑ったりしてしまうんだ

やり場のない愛しさを抱えるには

夜も眩しすぎて


翳りの果てまで





佐藤玖美 YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCuokvyvOY9EqgzsnaPMYeNw

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